外国人技能実習生受入企業の本音

受入をすると出てくる様々な問題や課題。
本来なら企業と二人三脚で行くはずの監理団体が
まったくダメダメなところだった・・・・
いーかげんな監理団体に引っかかってしまい
苦労や葛藤や問題や事件が多発する現状。

これから技能実習生の導入検討をしている企業さんや
いーかげんな監理団体を糾弾したいと思われている
企業さんの架け橋的ブログです。

監理団体概要書を要求

文字通り 監理団体の中身、平たく言えばいいことも悪いことも記載されている書類ですが、やましいことがない場合は別に企業の閲覧を断るようなものではないと思います。


どこにあって・何人スタッフがいて・何社が組合員で・どこの官庁から許可を得ている


そして


過去の受け入れ実績・途中帰国数や行方不明者数・役員やスタッフが過去に不正行為を行ったか否か って欄もある


こいつをくだんの監理団体に要求してみた。


「見せてくださーい」


監:「いや、これは情報保護法の観点からお見せすることはできません」


「個人情報保護法・行政機関個人保護法・改正個人情報保護法・機密情報保護法
一体どの保護法っすか?どれにもあてはまらんっすよね」


監:「技能実習事業に係る書類として国に提出するもので一般公開する書類ではありません」


「なんか、やましいことあるんすか?見せられない理由あるんっすか?」


監:「・・・・・・・」


結局見せてくれないんですよ、この監理団体


この件についてはそのままシカトです


むしろ逆ギレて「おたくの恫喝・パワハラ・暴力が帰国理由だと実習生から聞いている」


・・だまされた・ブローカーにお金を返してもらう・仕事内容が違う・等々の
会話は幾たびと監理団体や実習生と話し合うごとに、全部録音しているからね。
もちろんそれ以外の「監理団体として言ってはいけない内容の話」もね。


それを聞かせても逆にプライバシーの侵害とか言ってきている。
あんたたち監理団体は公人ではなく個人なのかって話。


しかも、ちゃんと話し合おうにも「今後は文書のみで」と配達証明付きで書面を送ってくる有様。


んー
一体どうしたものやら。


寮の問題

実習生たちが生活する寮


賃貸物件や会社の持ち物件を用いますが、今回いた7名はいくら指導しても部屋をきれいに使えない実習生たちでした。
このきれいというのは「チリ一つない」そんなことを言っているのではありません。
もう、想像を絶するくらい汚いといったほうが早い。


ゴミ出し・清掃などは最初にルールを決めてもすぐに反故にしてしまう。
窓・ドアなどもきちんと閉めるように言っても開けっ放しで建屋にねずみが入る始末
月に1度は巡回し、指導するのですがまったくやらない
監理団体に注意喚起するようにといっても改善されない


「ブローカーに騙された・全員で掛け合って払い込んだ金を返してもらう」と
今回一斉帰国意思を示して就労拒否な7名がそそくさと帰った後
(もちろん、監理組合も知っています。全員で話し合いをしましたから)
退去した寮を見て、もう二の句が継げません。


すぐに監理組合を呼んで一緒に見てもらいました。


□いたるところネズミの糞尿だらけ
□いつの食品かわからない液状化したものを台所床大量にに放置
□トイレ・風呂はかびだらけ
□彼らがゴミを置いていたゴミ箱からあふれ出て山盛りになりハエの赤ちゃんが
大量にいるゴミ置き場
□いたるところに散乱するたばこの吸い殻・ペットボトル・・・・
□洗っていない衣料品を丸めて突っ込んであるクローゼットやベット周り
□冷蔵庫の中には液状化した悪臭漂うなにか ×冷蔵庫3
□炊飯器の中で液状化した米・・・・
□割られたガラス・壊された扉・はがされたクロス・釘を打ち付けた日本間・・等々


イメージ的にはバイオ〇ザードの廃屋のような「え、なに。ここヒトが住むところ?」な
立派なゴミ屋敷ですよ。住宅街の真ん中の1戸建てですよ。勘弁してくれよ、オイ。


もちろん悪臭のオプション付き


業者を呼んで見積もりを立てたらきちんと原状復帰には100万円超えです


最初は「これ、送り出しとも相談します」と言っていたのに
その後
「この復旧に当たっては御社と実習生の問題だからうちは知らないよ!」的な
文書も監理組合にいただきました。
いやぁ
面倒見よすぎて泣けてきます。この監理団体

外国で働くってことは

言葉の通じない外国に出稼ぎ(実質はみなこう思っている)に来ている
技能実習生たち


言語が違う国に観光で遊びに来るなら別だけど
その国の言葉を少しでも理解していないと仕事はおろか、買い物だって困る


3年間生活する国の最低限のルールやマナー、言語は
普通多少なりともインプットして来日するよね、常識で考えるなら。


面接から来日まで送り出し機関経営の日本語学校で学んでくる・・・と監理組合は
申しましたが、実習生から聞いた実情はこんな感じ。


□送り出し機関経営の日本語学校は宿泊機能あり、食堂もあり
□日本語学校にかかる経費は実習生候補もち、しかも高い
□日本語学校に通うのは強制ではない
□だから皆さほど日本語を学んできていない
□ブローカーが学校に行ってもいかなくてもいいといったから行かなかった


来日してから1か月の集合研修中、教えましたけどほとんどわかっていません。と
監理組合の通訳さんが言っている状態。


言葉に関してはそれこそ面接時にも「基本仕事中は日本語しか使えない」旨を
本人たちにはもちろん送り出し機関、監理団体にもがっつり伝えてある


なのに・・・なのだ


毎週のように日曜日を犠牲にしてボランティアで日本語学校を開いていたが
ふと思う


これって企業の仕事じゃないよな


そもそも最低限の日常会話すら覚えてこない
「(仕事の説明をされたって日本語ぢゃ)不知道(わかんねーよ)」のオンパレード
覚える以前に教えてない


監理団体に、マジ話違うんですけど  と訴えても
「送り出しがちゃんとやるっていっていたんですけどおぉぉ」


ここまでいい加減で監理といえるのか
何を監理しているんだっ


すると監理団体は「そもそもいただいている監理費は企業さんが不正をしていないか
監理するための費用であります」・・・と。


いや、自腹切ってそんな監理していただかなくて結構ですから
ちゃんと送り出しがやるように
実習生にきちんと伝えるように
そんなのがホントの監理でしょうが!


もしかして、本当に本物なの?

先般「ブローカーに騙された。帰る」と途中帰国して舞い戻ってきている
P君の本物っぷりもさることながら
やはり舞い戻ってきているS君も本物です。


なぜ彼が舞い戻ってきているのがわかるのか。


SNSのタイムラインに日々の暮らしをUPしているからなんですね~


いつ再入国


どのあたりで暮らしている ナド 全部まるわかりです。


配属された子たちはそのほとんどがスマホを母国から持ってきています。


中国の子ならWeChatやQQという中国版LINEみたいなもののアカウントを
その大半が持っています。


配属当日に緊急時連絡を取りたいので、必ず全員と認証するんですよ。


相手がこちらのアカウントを削除するまでその配信は続きます。


ほぼ毎日更新していましたからかなりの情報が入ってきていた次第。


それを監理団体に「ちょっと!どーなってるのさ、彼、なんで再入国しているの??
」とぶつけたところ 「うちは在留カードまで管理する立場にないっっ」と
逆ギレされました。


ほかにもそのSNSのボイスチャット機能を使って連絡してきた
自己都合で途中帰国したD君


「シャチョさん オレ仕事変える いいか?」とメッセージが入っていたことも。


これも監理団体に「ちょっと!どーなってるのさ」とぶつけたところ
「相手になさらぬよう」とFAX1枚届きました。


実習先を変えるってのは、その実習先企業が倒産したり不正をしていたり
実習先に問題があって実習生保護のために行われる行為で
実習継続不可能事由発生報告書ってのを監理団体と企業で署名・捺印して
入国管理局に提出して行うものなんだけど
そもそもこのD君も「仕事つらい、だまされた、帰りたい」で帰国した子
もしD君が実習先を変えたとなると監理団体が書類を偽造したってことになる。


商品にいたずら書きをして注意をするも反省がなく
逆に「なんでこんなことでこんなに怒られるんだ」と逆ギレて
このままでは実習不可能だったS君の処遇を話し合っているさなか
「配属先を変えるときは社長に印鑑をもらわにゃならん。」って
所属していた実習生全員の前で監理団体のヒトが言って
ブローカーに騙された感のある彼らが一斉に
「全員で移動しようぜ!!!」と大騒ぎになった事件もある。
その後の彼らの荒れ狂いっぷりは半端なかった。
それについて監理団体に「ちょっと!どーなってるのさ」とぶつけたところ
「そんなこと言ってないよ~。」


いや、不信感を持っているさなかでしたから、我々の会話内容はすべて
録音してあるんですが・・・・




入国管理局と警察と

以前うちにいた技能実習生 仮にP君としておきます


本人都合で帰国・・・これもひどい帰り方だったのですが


□なぜ4か月後の今日本にいる??
□なぜ携帯電話の契約をする??
□なぜ新しくゆうちょ銀行の口座を開く??


監理組合は「うちはちゃんと帰国させましたっっ!!」の一点張り
ホントかよっ!
そもそも本人都合で帰国する子については在留カードの期限が残っています。
ただ就労に関しては登録されている配属先のみ。ほかで働いた場合
不法就労なんですよ。


携帯を契約したり、口座を開いたりはどう考えても観光じゃありえない。


出国する際に「みなし再入国」に自分でチェックをして出国して
計画的に再入国していると考えるのが妥当な線でしょう。
送り出しや監理組合ごとグルなのかどうかはわかりませんが
どう考えても個人で・・ってのは考えづらい。


ではなぜ企業が再入国して携帯やら口座開設やらの事実が分かったのか。


それは
「P君が在留カードをそのまま使い、在留カードの住所でそれぞれを契約しているから」


在留カードの住所は企業の寮です
寮あてにそんな郵便物が来ちゃったわけですよ


すかさず入国管理局にお尋ね♪
すると成田から11月に再入国していることが判明、約1か月前ですね
入国管理局に事情を説明し、ほかにも再入国している子がいる件も話し
(この件はまたいずれ)組合の対応はてきとーなので信用ならん!旨を話し
結果全国の入国管理局に「要注意人物」として連絡がいく運びとなりました。
そして入国管理局のほうからも組合に事情を聴いてくれるとのこと。
また、入管からのアドバイスでとりあえず警察にも連絡からのゆうちょ銀行に連絡
携帯電話会社にも連絡となりました